Tuesday 1 June 2010

2回目

先々週までいたクラスで起こったことですが、授業中におけるちょっとした気遣いや親切心(ペンを貸したり、お菓子のシェア等)が、どうやらラテンの人達には何かしらのアプローチに映るようです。コロンビアンのクラスメイトからは「あんたはいつも笑ってて(笑顔で)、open mindで他の日本人と全然違う」と言われたことがあり、同じ仲間として見てくれていた分、ちょっとした心遣いは違ったように映ってしまったのかもしれません。

僕としては、友達の間でのこのようなことは普通のことと思って何気なくしていましたので、大したことではないと思っていましたが、思った以上に話が複雑になってしまいました。

事の発端は、ある日から隣同士に座るようになった一人のコロンビアンの女の子です。彼女は現在19,20で18のときにイギリスに来ました。理由は、不景気の影響で父親の仕事による収入が減り大学を辞める(or 休学)せざる得なくなり、出稼ぎor英語の勉強のためでした。当然両親からの仕送りは一切ないにもかかわらず、約2年間一人でやりくりしてたくましく生きてきた女の子でした。授業中は本当に不真面目だったので、第一印象はものすごく悪かったですが、お互いを知るうちに仲良くなるまでに時間はかかりませんでした。普通では考えられないバックグラウンドを持っていながら、僕をいつも笑わせてくれる素敵なパーソナリティーの持ち主だったので、当然リスペクトして接していたのですが、それが彼女を混乱させてしまいました。

彼女の友達の同じクラスメイトが、僕の対応が彼女に対してだけ違うことに気づき、「僕が彼女のことをどう思っているのか!?」の調査が始まりました。実際、あまりに不自然なチェックだったので、ついつい演技をしてしまいました。「Yes or No」しか答えがない人たちが、「グレーゾーン」を好む日本人に対して探りを入れるのは、子供が大人と知恵比べをするようなものです。しかし、実はこのようなことに発展するのは2回目だったので、今回は彼女に直接どう思っているのか聞くべきだったと反省しています。というのも、このクラスにいられる最後の日に彼女が友達へ「He doesn't need me.」と言っているを聞いてしまい、女心を理解できない自分の責任でしたし、このあと挽回を図りましたが当然ダメでした。

とにかくこのモヤモヤはもう晴れたのと、明日は久しぶりにGIGに行くので、まだまだ始まったばかりの夏を楽しみたいと思います。

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