Sunday 8 May 2011

甥っ子が来て思ったこと

今日の昼過ぎ、弟家族は帰った。うちは3人兄弟で、みんなアダルトチルドレン。もっといえば、両親もアダルトチルドレンだろう。これといってワイワイやることはなかったけれど、甥っ子のおかげで一時の笑顔が家庭内に広がった。両親にとっては初孫であり、新しい楽しみになって良かったと思う。普通の家庭と違い、家庭内にいろいろと問題はあったけれど、弟が結婚して家庭を持ったことで、ある程度普通に近づいたと思う。後は、妹が婿さんを見つけて実家に住んでくれれば、僕は心置きなく実家を出れる。

大学病院での仕事を辞めた時。それは、両親が息子に希望する人生のレールから降りることができた時で、祖母も口うるさくいっていた「いい高校、いい大学を出て真面目に働いていれば...」という洗脳から解放された時だと思う(実際、バカ高校・バカ大学で、就職先の大学病院だけが超一流だった)。社会に出て気づいたことは、自分は「自分の意志を持たないマニュアル人間」だったってこと。よく自分を押し殺して頑張ってきたと思うし、当然25までの人生なんか全く楽しくなかった。

子供は親・祖父母のオモチャじゃない。常に何かしら干渉するのではなく、「一人の個人」としてきちんと扱ってあげなきゃ可哀想だと思う。特に、少年期は親・祖父母の権力が絶対なのだから。いろいろな原因があって家庭内はメチャクチャだったけど、ホントみんなよく頑張ったと思う。

僕の人生は、ロンドンに来てからが本当の自分の人生だと思う。苦労は耐えなかったけれど、自分の足で一歩一歩階段を登っているような感じだった。楽をしたいなぁって思ったり、周りの人が幸せそうな姿を見て、羨ましいって思う時もあるけれど、「普通の人よりスタート地点が遅れている」と認識しているから我慢できるし、今までのことをすべて背負い込むことができるくらい自分の運命を受け入れたと思っている。

今日は早速水泳場に行ったものの休館日。明日は、最後になるお茶刈りの手伝い。頑張ろう。GWが終わるのと同時に、いったんこのBlogを休憩します。また気が向いたら、勝手に書き始めると思います。それでは。

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