Saturday 13 February 2010

素敵なBirthday Presentの話とMade in Japan

先週・今週とフランスでは学校がHolidayのため、UNIQLOに来るお客さんの多くがフランス人でした。「パリにもUNIQLOがあるけど、何でロンドンのユニクロに来るんだ?」と毎回しつこいくらいに質問をすると、「フランスよりも物価が安いのと、ポンドが安い」という簡単な理由でした。

そんな中、Fitting roomで働いている際に1組のフランス人親子と話をする機会に恵まれました。彼らは3日間ロンドン滞在予定で、そのすべての時間は「娘の誕生日プレゼントでショッピング」ということでした。私は内心、お金持ちにしか出来ない誕生日プレゼントだなぁと思いましたが、話を通じマダムのWell-educatedさに驚かされました。

もともと、彼らはずっとニューヨークで生活をしていて(娘さんの英語は当然American English)、4年前にフランスに移り住んだということでした。現在13,15,16歳の3人の娘を持つマダムは、「今回の旅行は長女のみとの旅行だから静かでいいわ。だから、これは私にとっても休暇なの」と、おちゃらけて話をしてくれましたが、それと同時に「若い世代は2,3ヶ国語喋れるのは当たり前だから、娘にはどんどんいろんな国に行っていろんな国の文化に触れて欲しい」と熱く語っていたのがとても印象的でした。

金持ち階級だから出来ることなのかもしれませんが、人生における「Priority」に対する考え方が日本とはとても違うことを知るとてもいい経験でした。実は先週も(同じく)Fitting roomで出会ったオーストリアから来ていた放射線科医のお母さんとその息子の親子も同様に、「教育」に対して親が凄い広い知識を持っていたのを思い出しました。

残念ながら筆者の場合は両親ともド田舎出身のため、自分自身で動かない限り他の文化に出会う機会はありませんでした。しかし、変わりに「典型的な古いタイプの日本人(特に農家出身の母の影響が強い)」として日本の文化をきちんと経験できたこと、またそれがcosmopolitan cityの中で「日本人」として戦うことが出来る糧となっているのは自分の強みです。

今回のオリンピックで問題になった「公の場での服装」についてですが、確かに本人にも問題がありますが、あのような人間を作ってしまう教育現場・日本の社会のほうが、一個人を執拗以上責めるよりも重要な問題ではないかと思います。

教育現場の崩壊。そして、崩壊間近の医療現場。他の先進国の1/10以下の医療費で世界最高水準の医療を提供している、世界で一番献身的な日本の医療従事者。

P.S:30歳を過ぎても一日中家のリビングルームで、テレビを見るかインターネットをするか、もしくは食事をすることしかしないアメリカ人のパラサイトを見て、絶対にあんなゴミには調子をこかせないようにone more blowかましてやろうと思います。

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