Sunday 10 April 2011

復活!

日本に戻って、「頑張って日本のルールに合わせよう」とするあまり、自分の信念を見失っていたことに気付いた。

スターバックスでは「年が上の割に新人」ということで下手下手に出ていたら、残念ながらそれをいいことにパワハラがあった。もしここがイギリスなら、ご存知の通り「この挑発」を買っていたに違いないが、「ここは日本」ということがあり、ついつい耐えてしまった。今思うと、これが日本の悪い文化で、さらなるパワハラを生むのではないかと、やっと気づくことができた。もともと体育会系であったため、変な精神論が出てきてしまうが、この考えは「一番大事な自分の意見を抑える」ことにつながると思う。

実は、あと3日スターバックスに行かなければいけない。日本のルールとして、きちんとした形で辞めるようにと言われたが、誰が「一身上の都合」と物事の本質をハッキリさせずに辞めてやるかと思う。相手を辞めさせようとしておきながら、あと3日はシフトが決まっているから(人が足りない)来いというのは虫がよすぎる。きっと僕が日本の社会しか知らなかったら文句を言わずに出勤するだろうけど、会社や同僚のために働くのではなく収入を得るだけの仕事なので、自分の意見をハッキリ言うことにした。「立つ鳥跡を濁さず」というけれど、悪い経営者や同僚をさらに調子つかせるだけなような気がする。また、6カ月間以上も新人が定着していないことからも、そういう職場だったことがよくわかるいい例だった。

2年半外から日本を眺めることで、今まで気づくことのできなかった日本のいいところ、隠された歴史を知ることができ、とても日本が好きになった。日本社会のギズギズ感は予想していたけれど「予想以上」だった。ただ、「ギスギス度合い」がどのくらいなのか今回の経験を通して知ることができ、また一歩前進したように感じた。

日本に戻ってからたった6週間で、魂を奪われるとは思わなかった。僕の中に眠ってしまった「熱いハート」を、心の寂しい日本人が再び呼び起こしてくれたことに感謝しなければいけない。精神的に落ち着くまでに1日かかったけれど、イギリスにいたころのいつもの自分に戻れた気がする。七転び八起き!

もっと自信を持とう。自分が生き生き生活できるのはどちらか。答えは出た!

We come into this world
And We are all the same
And in that moment there's no one to blame

2 comments:

  1. なんとなくインターネットを検索してたらこの記事を見つけました。ほんとにそう思います。仕事をする日本人は本心からそうしたいわけではないと思いますが、「みんなそうしてるから、、、」という思い込みもあってロボット、又は軍隊のようになってしまうみたいですね。ですからそういう場所ではっきり意見を言うことはよいことだと思いますし、僕もそうしています。「日本は道路でひったくりが少ない」など安全である反面(今回の地震や原発事故ででもう単純に日本での生活が安全だと言いにくいですが、、、)家族や学校、会社などいわゆる「内社会」の外では他の多くの国のように、ちょっと人として話しかけたり、おしゃべりしたりすることをタブーのようにあつかっていることも考え物です。昔からずーっとそうだったわけではないと思いますが今の日本はとっても変だと思います。「そんなこといってても何も変わんないよ」と周りの人には言われますが、僕もできる限り「へんだと思うこと」は、はっきり口に出していうことにしてます。

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  2. どうもはじめまして。

    数少ない友達にしか教えていないBlogなので、どういう経緯でこのBlogにたどり着いてしまったのか非常に気になりますが...。とにかく、自分言いたいことを一方的に言うだけのBlogだったので、コメントチェックの仕方さえも知らず、返事が遅くなりました。

    このトピックに関しまして、先日週1で通っている英会話学校でアメリカ人の先生と話をしました。欧米人の考え方から得たヒントに僕の考えを合わせた結論は、お客さんが西洋化(意見を言うようになってきた)してきたことでお店側もそれなりの対応をせまられる時代になってきた(アメリカで言うなら訴訟社会のような)。そのときに、欧米では第三者が入り問題を公平に判断する仕組みが取られました。しかし日本は、外交をみればわかるように”ひたすら謝る”のみをしたため、お客の権利と労働者の権利のバランスが崩れ、現在のおかしなシステムになったと考えられます。

    本当に気持ち悪しですし、僕は日本は社会主義国だと思っています。だから、日本を離れて海外で経験積んで、Middle Classの給料の職を日本で得て戻って来れればと思ったりもします。「搾取される側の日本人にならないように」と、奮闘しているところです。

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