Monday, 20 June 2011

「資格」の穏健と、自分のチャレンジ

「短いスパンでお金を貯めたい」と考えるようになって、あえて安い給料で我慢して実家を拠点に仕事をすることにしたけれど、今日東京都の放射線技師の求人を探してみると、すごい求人数がありびっくりした。世間では仕事がないと言われている中、「資格」というのは不景気の時にはこんなにも強いものなのかと初めて知った。

先週土曜日の昼過ぎ、実家から20分ほど離れた少し大きな街で行われた勉強会に参加してきた。勉強会の内容は、渡英前の当時(2008年)働いていた大学病院でやっていたようなことを、3年遅れで地方の勉強会でやっている感じで、つまらなかったため途中で帰った。そこで思ったことは、今後10年・20年先を予想した自分の放射線技師としての仕事内容だった。どんどん「ハイテク化」していく医療機器は、最終的に機械が検査をしてくれるため、誰でも同じような検査ができてしまう。これは、自分の職種価値が下がることにつながると予想できるため、機械では絶対にどうすることもできない「ローテク」なもの(凄い時間をかけて得る技術)を自分の武器として身に付ける必要があると強く思った。

幸運なことに、ロンドンの病院で働いた時に身に付けた「超音波」の検査はそれに当たるもの(技術)で、英語にしてもそうだけれど、長い時間をかけないと得ることのできない「Skill」をもっともっと磨いていきたいと思う。そして、その武器を生かせる場所を考えると、日本ではなく海外の方が可能性が多いにあり、時にとても寂しく思う。

とにかく、イギリスの放射線技師免許の審査結果が出るのはまだまだ先だから、動きたくても動けない苦しい時期を耐え抜く必要があるけれど、5年後10年後を見据えてモチベーションを保って毎日生活をしていこうと思う。

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