Friday, 24 December 2010

2008-2010総括

今年も残すところあと1週間。今日はクリスマスイブですが、僕には関係ありません。特に今年はこの時期、日系病院でのみ働いているのでクリスマスムードを味わうことは一切なく、本当にどうでもいいです。

そんなことより大切なことは、今日が2年半通った語学学校最後の日だということでした。クリスマスイブということもあり学校はとても静かで、僕のクラスは6時まででしたが5時を過ぎた辺りで掃除担当者に「このビルにいるのはあんた達だけだ(先生ともう一人のクラスメイトと自分の3人)」と言われ、やむなく授業終了という形になりました。最後は寂しい幕切れになってしまいましたが、「Minorityな光景」は自分の人生そのものを表しているようで、次のステージにつながる1日目が今日のような気がします。

2008年の6月9日から始まった僕の英語の勉強。渡英当時のイギリスは、2007年のサブプライム・ローンの影響など全く感じることもなく、ものすごく活気が溢れていたのを思い出します。それが同年9月に起こったリーマン・ショックからクレジットクランチを引き起こし、最終的にリセッションへとなだれ込みました。ここからGloomingなイギリスが始まり、未だにその影を引きずっています。また、Conservative Partyへの政権交代で、移民に対する締め付けがますますきつくなると同時に、昨年クリスマスに起きたテロも関係してEU圏外の学生VISA所持者への対応はものすごく酷いものになりました。

そんな中、文化の違いや人種差別等の様々な経験・そして戦いは、戦後日本の「自虐教育」からなる社会主義的呪縛から僕に、「自信」と戦前・そして戦後からの復興を成し遂げた「日本人としての誇り」を目覚めされてくれました。さらに、エリート達との出会いが僕の視野を「世界基準」に広げてくれたことに感謝しています。

渡英を決めてからの今日までの3年間。イギリスで過ごした日々は、120%僕の人生のターニングポイントの一つで、自分で言うのはおかしいけれど「国際人になるためのビギナーコース」を終了したと思っています。来年は2012年再渡英のために一度帰国しますが、この帰国中にすることが明確に見えてきました。その一つは、自分のJapanese English(頭の中で日本語から英語に翻訳した)からの脱却で、「Nativeが使う表現」に切り替える努力をすることです。今まで英語は2nd languageだからJapanese Englishでも誇りを持っていいんじゃないかと思いやってきましたが、許されるのはJapanese Accentであり、あまりにも表現のおかしな英語以外何者でもないことを今頃気づきました。

「That's fine」「Can I get...」...etc

これらのフレーズは、UNIQLOとStarbucksで働いているときに、お客から盗んだフレーズです。実際、日本語と英語は水と油のように中が悪いので、Nativeに直してもらうか真似して盗む以外方法はありません。映画やテレビで勉強と、日本人の頭の使いどころではないでしょうか。また、日系病院をメインで働き始めてから、明らかに英語を使う機会が減り、喋れなくなってきています。対策として最近浮かんできたのが「音読」です。独りでもいいからいいから喋って「慣れる」以外、方法はもうないのではないでしょうか。

とにかく、「この3年間の下積み」を2012年に生かすために、失敗した2010年の生活を反省して、2011年は「蛹」の1年になるように自分を追い込んでいきたいと思います。

最後に、帰国までにやることがひとつ残っています。これは「イギリスでの放射線技師登録の書類提出」をすることです。25-28.Decと1-3.Janの計7日。やっと休みになるので、この期間に8割方終わらせます。


それでは以上で、2010年の最後の投稿を終わりにしようと思います。

みなさんよいお年を!

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